【Sketch Up】ステンレスユニットシェルフのモデルを作成
記事の概要
久しぶりのSketch Up での3Dモデル生成記事です。
ステンレスユニットシェルフ または スチールユニットシェルフは、無印良品が販売している製品です。部品を組み合わせて色々なタイプの棚が作成できてとっても便利。私も20年来のユーザーです。
このブログでも、スチールユニットシェルフでPCデスクを作ってみる記事を書いたりしています。
今回、レイアウト検討や説明のために、ステンレスユニットシェルフ または スチールユニットシェルフの3Dモデルを作成してみたので、紹介します。
ステンレスユニットシェルフ または スチールユニットシェルフ、は長いので「SUS」と略して記載します。無印良品公式でも使われているようですね。
なお、SUS商品群はAmazonの無印良品ストアでの扱いが壊滅的で、ネット通販なら無印良品ネットストアで購入するしかないです。

なので、記事書いてもアフィリエイト効果は全くないですね〜笑
SUSの構成
SUSは、大きく分けて3種類の部品から構成されています。帆立、棚板、その他パーツです。
帆立は針金のハシゴ
帆立とは、棚の柱に相当する部品です。5mmほどの太さの針金で作られたハシゴのようなものです。ステンレスユニットシェルフは材質がステンレス、スチールユニットシェルフは材質がスチールです。
スチールユニットシェルフは塗装されていて、グレーとライトグレーの二色があります。ライトグレーは、ほぼホワイトです。
帆立は、特大、大、中、小、ミニのサイズバリエーションがあり、サイズによって棚板を取り付ける横の針金の本数が変わります。
基本的に1サイズ変わると2段分変化するのですが、なぜか中→大では3段分変化するのが注意点です。
サイズ | 棚板取り付け箇所数 | 高さ |
特大 | 12 | 212.5cm |
大 | 10 | 175.5cm |
中 | 7 | 120cm |
小 | 5 | 83cm |
ミニ | 3 | 46cm |
床面の微妙な凹凸に対応するための高さ調整金具がついていて、垂直に調整しやすくなっています。
帆立パーツは中サイズをはじめに作って、長さを調整して特大、大、小、ミニも作成し、コンポーネント登録しました。
棚板は、板と固定金具
棚板には、色々な材質があります。ステンレスユニットシェルフは、7種類。スチールユニットシェルフには3種類用意されています。しかし、3Dモデル作成ではあまり気にしないでおきます。
棚板は、板と、四隅の固定金具から構成されています。
3Dモデルも板と金具のコンポーネントを作って配置し、全体を棚板のコンポーネントとして登録しました。
その他パーツ
その他パーツとしては、引き出しユニットや、揺れ防止のためのクロスバーや背板、フロントカバーなど色々あります。
クロスバーは、レイアウト検討にあまり影響しなさそうであり、やや調整が面倒な気がするので3Dモデルでは省略することにしました。
引き出しユニットは、箱型のパーツを作ればいいだけなので、必要になったら作ればいいかな。
フロントカバーは、もうカタログから消えてしまったし…。
ということで、全体的に追々対応します。

無印良品あるあるですが、定番商品でもあっさりとパーツが終了することがあります。
ポリプロピレン製の引き出しユニットを多用しているのですが、廃盤になってしまいました。
中身が見えすぎないので下着の収納などで便利なのに…。
奥行きのバリエーション
SUSには奥行きのバリエーションがあり、41cmタイプと 25cmタイプが用意されています。
我が家では、41cmタイプをカバンの収納などに便利に使っています。
しかし、収納物によっては奥行きを持て余してしまっている場所もあります。

例えば、A4ファイルボックスをメインに収納するのであれば、
奥行き25cmタイプで構成したほうが、空間効率がいいのかもしれないです。
Sketch Upでの3Dモデルでは、うちにある奥行き41cmタイプのみを作成しました。
Sketch Upで作成したモデル
SUSセット 特大〜ミニ
作成したパーツを配置して、SUSの特大〜ミニの基本セットを構成してみました。

ズラッと並べると、無印良品の店頭のようで、なんだかワクワクします。

無印良品の収納家具で
ダンジョン作ってみようかな…。
SUSモデルの細部を見てみる
中サイズのセットに注目してみましょう。
帆立の構成や、棚板の金具を結構細かくモデル化したので、リアルな雰囲気が出ています。床面に接地する部分のパーツも円錐状の形状をちゃんと作って配置しました。

更に拡大して、金具部分を見てみます。
帆立は4本の縦の針金があり、間に挟むようにして横の針金が溶接されています。針金の端は丸みがある仕上げになっているので、その雰囲気を再現するようにしてみました。
SUSはボルトを締めると、金具の鈎状の部分が帆立にミシッと圧力をかけて固定する仕組みになっています。鈎の形状を頑張って作りました。

まとめ
無印良品のSUS(ステンレスユニットシェルフ、スチールユニットシェルフ)の3D モデルをSketch Upで作成しました。今後の模様替えレイアウト検討などで活用して行こうと思います。
3Dモデリングすると、実際の製品の形状やサイズについてじっくりと分析をする必要があります。その過程で、製品仕様についての理解が進んだり、意外な発見があったりします。
3D空間上でも、何かを形作っていくのは、箱庭的になかなかおもしろいものですね。
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